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体が濡れるのがウエットスーツで、濡れないのがドライスーツ。これが基本です。
ウエットスーツはあえて水を浸入させて水で皮膚全体を覆います。
ウエットスーツは体にジャストフットするのが原則なので、ピッタリとしたスーツと体の間に張り付いた水の層を作ります。
その水は体温で温められ、体温と同じ温度で今度は私たちの体を保温してくれます。
ですからスーツを着ないで水中に入れば、水流で常に体温を奪われることになります。
一方ドライスーツはスーツ内には水を入れず、空気の層で体を保温します。魔法瓶の原理ですね。
ドライスーツと一言でいってもさらに特徴ごとに「ファブリックドライ」「ウエットドライ」「セミドライ」と区分されます。
各スポーツやメーカーの名称も多様で類似名称が複雑でまぎらわしいのも事実ですが、一般的なこれら3タイプに区分して説明したいと思います。
※あくまで弊社担当スタッフの見解ですのでどうぞご了承下さい。
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防水性能が極めて高く、冷たい水が侵入してこないので、体が濡れず、
さらにインナーを着ることでスーツ内の温度を自己調節できるのが特徴です。
ルーズフィットなアイテムのため身長をベースにサイズ選びができるので簡単です。
インナーを着ておけば着替えも寒い思いをせずに済み、体が濡れないため、靴下まで履いて完全防寒スタイルでマリンスポーツが楽しめます。
そんないいこと尽くめに思えるドライスーツにもいくつか弱点があります。
まずスーツ内に空気の層を作って保温するという特性上、その空気のせいで体を水の中に沈めづらいことです。
しかし水上バイクやヨットなど水面でのスポーツには最適です。
また防水性能を高めるため首回りや手首がラテックスでしっかりガードされているので、慣れていないと着脱に多少手こずるのは否めません。
それと苦労するのがお手洗いです。着脱の優位性は譲れないものの、気密性に優れかつソックスが一体になっていたりするため、
スーツ内で用を足すことができません。寒い季節の一番気になる問題点ですね。
水上バイクのウエアメーカーからはこの問題点をクリアしたスモールファスナー付タイプも発売されているので男性はぜひチェックしてみてください。
価格はトップクラスですが、ラテックスの耐久性もとても向上しているので、メンテナンスをしっかり行えば耐用年数は最も長くなります。
日常のお手入れが一番シンプルなのもこの「ファブリックドライ」です。
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最近のセミドライはドライスーツが生み出した高い防水性能のノウハウをうまく取り入れることで、首回りからの浸水が極端に少なくなり、また裏地についても起毛素材以外にセラミックやチタンなどを加工して貼付けるという
最新テクノロジー素材の開発によって保温性能が飛躍的にアップしています。
マリンウエアの選択肢が広がったのは、なんといってもこれら新素材の開発です。
保温性能が上がったことによって、生地厚を5mmから4mm・3mmと薄くすることが可能になり、
すなわち「軽く動きやすいウエア」セミドライの実現につながっています。
サイズ選びについてですが、セミドライはジャストフィットが原則です。
そのためサーフィンにおいては、ほぼオーダーというのが実情でしょう。
しかし水中での動きを重要視しない水上バイクなどは各社からコスパな既成サイズも多数発売されているのでビギナーには入門用としておススメです。
セミドライのメインはスキン素材のためウエットスーツと比べても伸縮性がおとるので着脱が煩わしいと感じることもありますが、
これら新素材の保温性とジャストサイズのフィット感は他の2タイプではかなえられない性能です。
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2015年あたりから一躍頭角を現しだしたのがウエットドライという新カテゴリーです。
セミドライ同様に新素材による高機能な保温性を持ち、ファブリックドライのルーズフィットを継承した、
いいとこ取りなのがウエットドライと言えるかもしれません。
首周りと手首・メインファスナーは、ファブリックドライそのものなのに、生地は完全セミドライなのです。
ほぼ完全防水を実現しつつ着脱のストレスから開放してくれるのがウエットドライです。
オールマイティーなドライをお求めの方におススメです。
お手入れ方法は、ウエットスーツやセミドライと同様で、専用洗剤を使うことでより確実に本来の機能をキープできます。
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ファブリックドライ |
ウェットドライ |
セミドライ |
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ドライスーツは首や手足などラテックス素材(※1)で完全につつむため、スーツ内への水の浸入を完全にシャットアウトできます。
防水ファスナーとクロロプレーン(ネック・リスト・アンクルorソックス)で完全防水。
身長を基本にサイズ選びをするので、シルエットもゆったり。
厚めのウェアやソックス(一部不可)を着用することもOKで、シーズンにあわせて防寒の度合いを調整できる。 |
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セミドライの新素材による高機能な保温性を持ち、
ファブリックドライのルーズフィットを継承した、
いいとこ取りなのがウエットドライと言えるかもしれません。
首周りと手首・メインファスナーは、ファブリックドライそのものなのに、生地は完全セミドライです。 |
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表面は水や風を通さないラバー素材をメインにフルスーツに簡易防水機能を施したスーツで、素肌に直接接する裏地に起毛系保湿素材を用い、体温を逃しません。
※水着または水着に準じたインナーウェアを着用してください。
その仕様によって大きく2種類に分けることができます。
@簡易防水ファスナータイプ
Aノーマルファスナー&インナーシールドを装備したバリアタイプ |
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◆ファブリックドライスーツもウェットドライもセミドライスーツも基本は真水でしっかり洗って下さい。
◆水の温度はぬるま湯程度まで、ラバーが溶けてしまうので熱いお湯は厳禁です。
◆またどちらも表面だけでなく、汗をかいた裏面もしっかり洗って乾燥させて下さい。
◆ドライクリーニング・洗濯機や脱水機・タンブラー乾燥などは絶対におやめ下さい。
【ファブリックドライスーツ】
使用後は、専用洗剤か中性洗剤を使用し、40度以下の真水で手洗いをしてハンガーなどにつるして直射日光を避け陰干しで乾燥して下さい。
ファブリックドライスーツは長いのでハンガーにかけるのが困難な場合は物干しやロープに二つ折りで干せば、形くずれなく乾燥させることができます。
ソックス付の場合は、水がたまったままになりやすいので裏がえしてしっかり乾かしてから表面を乾かしましょう。
ファスナー部は中性洗剤を使いハブラシなどで汚れを落として下さい。(ファスナーメンテナンスについては、各社別添のメーカーの取扱注意書をお読み下さい。)
保管については、しっかり乾燥後ファスナーを折らないように注意して保管して下さい。
ウェットドライの保管方法はセミドライと同様なため下記を参照して下さい。
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【セミドライ】【ウェットドライスーツ】
表面がラバー素材でできているので、表裏洗浄後は表に戻してスーツの形がくずれないよう厚くて大き目のハンガーにかけ
風通しの良い陰干しをしてください。
裏のまま干すと表面ラバーにシワが残ってしまいます。
ラバー素材のシワはほとんど元には戻りませんので注意が必要です。
たたんだ状態での保管はシワはもちろんラバーがくっついてしまったりするので避けて下さい。
その他、商品に添付されている各社の取扱説明書に従って下さい。
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@ スモールジッパーって何ですか? |
Aアンクルタイプとソックスタイプとは、どの様に違うのですか? |
B私は身長169cmで体重が63〜64kgなのですが、セミドライをMかMLかで迷っています。
MLサイズだと水が入りやすくなるでしょうか? |
C冬用グローブって何が違うの? |
Dドライスーツの修理は出来ますか?かなり古いタイプのスーツです私自身メーカーがよく分かりません。 |
Eファブリックドライの着用について |
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@ スモールジッパーって何ですか?
スモールジッパーとは、小用ジッパーのことです。 これがあると男性はとても便利ですね。
商品画像ではファスナーがカバー(露出による破損防止のため同素材カバー)されているためわかりにくいので画像を掲載しておきますね。(※クリックすると拡大できます) |
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Aアンクルタイプとソックスタイプとは、どの様に違うのですか?
ソックスタイプは、足のつま先までラテックスゴムに覆われたタイプで足が水に触れることはありません。
ズボン裾にラテックスの靴下が一体化にくっついている感じです。
アンクルシールタイプは足首でシールするもので、足先は水に濡れてしまいます。
ソックスタイプは足先まで覆われるので防寒のため一般の靴下をはくことができる上、ノンストレスで着脱も簡単です。とくに濡れた状態での着替えはとても楽です。
ソックスタイプ商品はPWC(水上バイク)のための機能性を目的に作られていますのでウエイクボードの場合はアンクルシールタイプが一般的に用いられています。 (※クリックすると拡大できます。画像B/C)
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B私は身長169cmで体重が63〜64kgなのですが、セミドライをMかMLかで迷っています。
MLサイズだと水が入りやすくなるでしょうか?
Mサイズではすこしタイトすぎるかと思います。
もちろんサイズ選びはジャストフィットが基本ですが既製サイズ品の場合、全箇所がピッタリということはありませんのでご自身の寸法を採寸し(Tシャツより厚手のものを着用しての採寸はNG)、メーカーのサイズチャートと照合しながらまづ胸囲とウエストでご自身の最適サイズを仮決めしてください。
それからその他の箇所でご自身のサイズとチャートサイズを比較して許容範囲であるかどうかをチェックして下さい。
許容範囲はメーカーによって異なる場合がありますが一般的には±2-3cmです。
それとセミドライのベースはスキン素材ですので、ウエットスーツのネオプレン素材と比較した場合伸縮性が劣りますのでその点のみ考慮して下さい。
またセミドライは完全防水ではありませんのでハードなライディング時の水の浸入は防げません。
しかし各社特徴のあるインナー(直接肌にあたる裏地)仕様で撥水性・保温性を向上させています。
この点がドライスーツとの大きな違いとなりますのでご注意下さい。
C冬用グローブって何が違うの?
スタンダードグローブと比較すると素材が密着性の高いスキン素材であったり手首が長めになっていたり各所に防寒対策が施されています。手首丈を長くすることでドライスーツの袖口をグローブの上に重ねることができ水の浸入を最小限におさえます。
またスタンダードグローブが機能性を重視してネオプレン(ウエット素材)であるのに対して冬用は手の甲をスキン素材にして防寒性を高めています。
掌部についてはPWCウエアのブランドのグローブはやはりアクセルワークの機能性のためウエット素材ですが、ONEILLやSPYDERFREXなどウエイクにカテゴライズされるブランドは保温性重視でオールスキンのフィット感にすぐれた商品を発売しています。
しかしどの冬用グローブも基本的には、完全防水機能はありませんのでご注意下さい。
Dドライスーツの修理は出来ますか?かなり古いタイプのスーツです私自身メーカーがよく分かりません。
ラテックスの接着仕様が同じであればメーカーを問わず修理可能です。
ファスナーについては現品で仕様確認後のご案内となってしまいますのでご了承下さい。
ご不明な点がございましたらお問い合わせ下さい。
Eファブリックドライの着用について
【着用前】
ラテックスのサイズ調整
ネック・リスト(手首)・アンクル(足首)のラテックスはご自身のサイズに合わせてカットしてご使用下さい。
カットする際はよく切れるハサミを用い、ラインに沿って丁寧に切断し、切り口がギザギザにならないように
フィッティングを確認しながら数回にわけて切って下さい。
万一、ラテックス部分に破損をもたらした場合(裂けた場合など)は防水機能が低下するためリペアが必要となります。
その際、ラテックスを本体生地部分から切り取らないようにして下さい。
交換修理ができなくなる場合がありますのでご注意下さい。
【着用時】
@ フロントファスナータイプ
足→手→頭の順に着用してファスナーを閉める。
A バックファスナータイプ
足→頭→手の順に着用してファスナーを閉める。(パートナーに開閉してもらうと効率アップです)
その際各所ラテックスは、無理に引っ張らず、両手で大きく広げて通して下さい。
またこのとき爪をたてない様にご注意下さい。脱ぐ時はこの逆の手順です。
ファスナーを閉じた後、両手でネックシールをひらきながらしゃがみこみウエア内の余分なエアーを抜きます。
胸部または背部に装備されている防水ファスナーは非常にデリケートですので取扱には十分ご注意下さい。
折り曲げたり重いものをのせたりすることは厳禁です。
また開閉時にアンダーウエア、砂等がファスナーにかまないように注意して下さい。
※水面スポーツ用のドライスーツですのでダイビング等でのご使用はできません。
またラテックスシールおよび防水ファスナーともに通常以上の水圧がかかると水が浸入する場合がありますのでご注意下さい。
セミドライは、基本的にはウエットスーツと同様の着用でOKです。
簡易防水ファスナーが装備されている場合は、ドライスーツと同様にファスナーを折り曲げないようご注意下さい。
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